« 百合の花 | トップページ | オキザリス(その2) »

2009年6月10日 (水)

慣用読み

『読めそうで読めない間違いやすい漢字 第2弾』(出口宗和著、二見書房)が発売されました。

File4568

本文の第一章『誤読の定番 伍』の中に『秤量』が掲載されていました。
私の経験と勘(?)を生かして、「ヒョウリョウ」と解答しました。
しかし、正解は、『ショウリョウ』で、『ヒョウリョウ』は慣用読みと解説されていました。
「慣用読み」とはなんでしょうか。
「慣用読み」とは、本当は間違った読み方が、あまりに多くの人々が間違って読むので、それで通るようになった語彙を言うそうです。
例えば、『相殺』の場合、「ソウサイ」が正式読みで、「ソウサツ」が慣用読みです。

なぜ、『秤量』を『ヒョウリョウ』と読んでしまったのでしょうか。
旁に『平』をもつ漢字を調べてみました。
『ショウ』と読む漢字は『秤』だけで、他の漢字は『ヒョウ・ビョウ・ヘイ・ホウ』のいずれかでした。

平(ビョウ・ヘイ・ヒョウ、たいら・ひら)
坪(ビョウ・ヘイ、つぼ)
泙(ビョウ・ヘイ)
怦(ヒョウ・ホウ)
評(ヒョウ・ビョウ・ヘイ、あげつらう)
苹(ビョウ・ヘイ、うきくさ)
萍(ビョウ・ヘイ、うきくさ)
鮃(ビョウ・ヘイ、ひらめ)

この辺りから、『秤量』=「ヒョウリョウ」と読む人が多くなり(私の場合も)、慣用読み「ヒョウリョウ」になってしまったのではないかと推測されます。
因みに、広辞苑では「秤にかけて目方をはかる語彙」は『ショウリョウ(称量・秤量)』とありました。

これからは、『秤』の読みは「ショウ」で、『秤量』の読みは『ショウリョウ・ヒョウリョウ』と使い分けしていきたいと思います。

追記
ブログ「まよい道」の記事一覧はこちらからご覧ください。
http://homepage2.nifty.com/hiroshioka/

|

« 百合の花 | トップページ | オキザリス(その2) »

漢字」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 慣用読み:

« 百合の花 | トップページ | オキザリス(その2) »