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2019年8月 4日 (日)

横溝正史「孔雀夫人」のタイトルは「孔雀會館」だった?

横溝正史の「孔雀夫人」は、『新女苑』の昭和12年7月号から連載が開始され,昭和12年12月号で完結しました。
今回、『新女苑』の昭和12年6月号を入手することができ、横溝正史の「作者の言葉」を読むことができました。

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それによりますと、次号から連載するタイトルは「孔雀會館」で、東京の山の手と下町の中間に建っている一つのアパート「孔雀會館」に住んでいる数名の男女を中心とした物語で、探偵小説と風俗図絵になるそうです。
また、編集後記にも、次号から横溝正史の「孔雀會館」が連載されると触れてありました。

しかし、『新女苑』の昭和12年7月号では、「孔雀夫人」というタイトルで、内容も「作者の言葉」に書かれていた「孔雀會館というアパート」もありませんでした。

では、「作者の言葉」にある「孔雀會館を題材にした作品」はどうなったのでしょうか。
昭和12年頃に発表した横溝正史の中篇・長篇作品を調べて見ましたが、よく分りませんでした。

いずれにしても、この「孔雀夫人」は、私にとって興味深い作品の一つです。
(『横溝正史の「孔雀夫人」の初出誌』『横溝正史「孔雀夫人」の初出誌(2)』)


追記
ブログ「まよい道」の記事一覧はこちらからご覧ください。
http://hiroshioka1125.life.coocan.jp/

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コメント

お邪魔いたします。みうらと申します。
よろしくお願いいたします。

横溝作品の魅力に取り憑かれ、主にエッセイや対談、インタビュー等の小説以外の仕事の探索・収集をしています。

貴サイトのブック・コレクションの横溝正史書籍リストは、小説以外の仕事の情報も多く、資料探索の際には大変お世話になっております。

貴ブログも、「孔雀屏風」連載開始事の初出誌の情報記事の訂正や、最近刊行された『横溝正史ミステリ短編コレクション』収録から漏れた「孔雀屏風」連載前の作者の言葉の発見など、これまた貴重な資料として興味深く読ませて頂いております。

横溝正史の文学研究は江戸川乱歩などと比べるとまだまだ遅れており、
公式に、と言うか代表的に研究をしている団体も存在しない為、
小説ならまだしも、小説以外の仕事に対してはまだまだ全容が掴めていないというのが現状だと思います。

当方も、幸い国会図書館や世田谷文学館等にそこまで時間を掛けずに通える地の利等を生かし、職員の方の助け等を得て探索を続けてきましたが、
如何せん個人だけの活動なので、限界を感じていました。

個人的な目標として、『横溝正史 小説以外全仕事案内』を纏めるべく奮闘している最中ですが、
(ブログもろくに更新出来ないので何時の事に為るや判りませんが)
もしそのような機会やブログ等で貴サイトや貴ブログの記事を参照させて頂いた時には、引用等させて頂く許可を頂いてもよろしいでしょうか。

また、もしよろしければ国会図書館等にない資料の情報の交換等をさせて頂く事は出来ませんでしょうか。
といっても当方からは個人では中々入手出来ない新聞記事等の写し等しか提供出来ないかも知れませんが…。

あまり文章を書き慣れない上、不躾な申し出、その上突然の長文乱文にてお見苦しい点等々あるかも分かりませんが、
何卒よろしくお願いいたします。
それでは失礼いたします。

投稿: みうら | 2019年8月22日 (木) 23時13分

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